私が最近読んで心に残った文庫本

私は文庫本をよく読むのですが、最近読んで心に残った本はパンク歌手で俳優やモデルの活動もする、町田康さんが書かれた、「猫にかまけて」という作品です。
町田さんの作品は言葉がリズムのようでテンポも痛快で気持ちが良く、読みやすいと同時に、他の作家さんではあまり見られないような文体で綴っていて、新しさも感じられました。
この本の中では、愛猫家でもある町田さん自身と飼っている猫との日常の描写、その中で生まれる喜びや悲しみを独自の目線で描いています。
また、それとは裏腹に猫目線での気持ちも時にシニカルな言葉を使って面白可笑しく描いてもあります。
実際に飼っている猫が何気無く町田さんと戯れている写真も何枚か挿してあり、気持ちがほっこりします。
愛猫が病気になってしまう様、それを心配している町田さん自身の心模様、そのあたりには特に心を打たれ、考えさせられました。
動物を飼う責任や葛藤、そして飼うことで得られる幸せな時間がこの本の中には凝縮して詰まっています。
では次の話題、似顔絵に移りますね。
注意しておきたいのが、「似顔絵」を描いてもらう際に参考に使う写真の選び方です。
一般的に「似顔絵」を描いてもらう場合、前もって贈りたい相手の顔や姿が分かる写真を送る必要があります。
クリエイターさんはそれを元にして自分の絵を仕上げていきます。
似顔絵